テレビをつければお笑い芸人が画面を彩り、映画館では心揺さぶる映像作品が上映され、街を歩けば個性的なデザインに出会う。日本のエンターテインメントやクリエイティブ産業を支える人材は、どこで育っているのでしょうか。大阪府南河内郡河南町にキャンパスを構える大阪芸術大学は、音楽、美術、デザイン、映像、舞台芸術など15学科を擁する日本最大級の総合芸術大学です。俳優の松坂桃李、映画監督の庵野秀明、ミュージシャンの森山直太朗など、多彩なジャンルで活躍する卒業生を輩出してきました。 この大学の特徴は、単一のアート分野に特化するのではなく、あらゆる芸術表現を一つの場所で学べる「総合性」にあります。なぜ大阪の地で総合芸術大学が発展したのか。そして、異なる表現分野が交わることで、どのような創造性が生まれるのか。エンターテインメント産業、地域文化、そして社会全体への影響という観点から、大阪芸術大学の役割と可能性を探ります。
幼少期から絵画の才能を開花させ、東京藝術大学卒業後はニューヨークへ。海外の風に刺激を受けデザイナーとして長年活躍してきた吉岡徹氏は、70歳で束縛のない純粋美術の世界へと歩みを進めています。幾何学的形態と色彩が織りなす抽象画には、神仏への畏敬と人生の機微が込められている、と語る吉岡氏に、美術との出会いから現在の想いまで幅広く伺いました。