Artist 34 32
INTERVIEWインタビュー
たま
―絵はいつごろから描いていましたか?
「小さい時から絵を描くこと自体は好きで、鉛筆や色鉛筆で趣味程度に描いていました。高校生の時に美術の授業で油絵を初めて体験し、『なんて楽しいんだろう』と思いました。絵具が固まらないうちは何度でも描きなおせるという性質が自分に合っていたのだと思います。それで美術系の道を志そうとしたこともあったのですが、様々な事情で一度断念しています。そこから長いブランクがあり、次にしっかりと絵を描き始めたのは46歳、今から6年前のことです。」
―再度、絵筆を手に取ったきっかけはなんだったのでしょうか?
「娘が中学校の美術の授業でアクリル画をやることになり、家にアクリル絵具が広げてあったんです。娘が出かけているとき、ふと思い立って、その辺に置いてあった段ボールの切れ端にそのアクリル絵具で描いてみました。そうしたら楽しくてしょうがなかったんですね。長いブランクがあったけれど昔の感覚が残っていて、迷わずに筆が進みました。」
—娘さんがもたらした偶然のようで必然のような機会だったのですね。現在は継続的に作品を対外発表されているのでしょうか。
「はい、それから自分で画材を揃えて本格的に制作を始め、Instagramに作品をアップしていったら、ありがたいことに定期的に展示会への出展依頼や美術系雑誌への掲載依頼をいただくようになりました。現在は実家で親の介護をしているので、合間合間に描くような形ではありますが、絵を描いているときが一番何も考えずにいられます。なので描くモチベーションが途絶えることはありません。」
EXHIBITIONS 展覧会情報
2025.02.01 - 2025.02.15
chifumi Web個展日本の神さまと神獣たち
日本における神さまと言うと、「八百万の神」の言葉が示す通り多種多様、数多におりまして、有名どころもいればトイレやお米や竈門の神さまもいて、祟る神もいれば福の神もいる。とにかくどこにでもいて、有機物無機物何からでも生まれる。人の姿だったり鮫の姿だったり船の姿だったりと、外見も様々。
そういった話を聞く度に、私はとてもわくわくして、その姿を想像しておりました。
今回は、そんな日本の神さま達と、神獣達を描きました。とっても魅力的な、たくさんのアーティストが挑んできたモチーフです。アーティストの数だけ様々なお姿があります。
私の手からは、こんな姿で生まれ出ました。
たくさんの方に見て愛でていただき、明るく、賑やかで楽しい気持ちになっていただけると幸いです。
● chifumi
カラフルで賑やかで、少し和を感じるファンタジックな作品を描いています。
見る人の、ほんの少しでも活力になるような作品を、自分が楽しみながら描いていきたいと思っています。
【略歴】
1982年
・兵庫県生まれ
2000年
・アートカレッジ神戸入学
2002年
・アートカレッジ神戸卒業
【グループ展】
2022年
・”Art Team PFF”として兵庫県神戸市での作品展開催
2023年
・”Art Team PFF”として東京都新宿区での作品展開催
・イタリア ミラノ M.A.D.SArtGallery「CENSORED」展
・イタリア ローマ rossocinabro gallery
・英国バーチャル アート ギャラリー Virtual Artists 「Euphoria」展
2024年
・BOJI HAIR+GALLERY 「みんなの年賀状」展
・バーチャルアートギャラリーArteomGallery 「Suspended World(3D VirtualExpo)」展
・the holy art gallery デジタルアート展「ART ON ROOP」展
2025年
・ギャラリーIYN 「若き詩人への手紙 MESSAGE展2」予定
2025.08.01 - 2025.08.31
X.Liberty Web個展 〜抽象画で日常を特別な空間に〜
抽象画を鑑賞することで右脳が活性化し、集中力や記憶力、さらには発想力の向上につながると言われている。
確かに、具体的なモチーフを持たない抽象画は、時に観る者を試すような感覚を与える。
自身の経験や想像に引き寄せて見ているのか、それとも異なる視点から理解すべきなのか。
あるいは、ただ自由に、あるがままに感じ取ればよいのか──。
抽象であるがゆえに、観る側の感情や季節の移ろい、光の強弱によって、まったく違う表情を見せるという不思議な魅力がある。
私は、そうした抽象画の深さや変化を空間の中で楽しんでもらえるよう、色を重ね、幻想的な雰囲気を纏った作品を制作している。
日常の空間に一枚の絵を飾ることで、その場が穏やかに、あるいは華やかに変化し、どこか特別な空気が生まれる。
そんな、日常と非日常が交差するような絵画空間を目指して創作を続けている。
● X.Liberty
自分は本当に運がイイ…
どころか、凄く強運、良縁に恵まれていると色んな局面で思わざるを得ない。
その時々の出逢い、経験、驚き、感動、感謝、そのインスピレーションを作品に落とし込む。
まるで異世界に入ったように時間が経つのを忘れて描くことに没頭する。
この不思議な感覚が最高な時もあれば、表現しきれない時もあるが、
このような創作をすることが潜在意識に一番近いところで活動しているように思う。
生涯にわたりアートと共に挑戦しながら生きていく。
◆現代アート:独自の世界観とインスピレーションで創作
<アクリル画、ミクストメディア、デジタルアート>
【略歴】
◆「原画 in ロサンゼルス」
2025年4~7月展示 作品「Another Sky」
◆フランス・パリART誌「Republic des Arets」
2025年2月掲載
◆芝田町GALLERY
2024年7月『untitled』公募展 展示
◆MEITETSU Art Gallery
2024年6月・7月度展示会 掲載
〈名古屋鉄道 栄町駅、大曽根駅、小幡駅〉
◆PARIS:2024 パリ国際SALON 推薦
4作品出展
(2025 国際コンテンポラリーアート展 推薦取得)
◆国立新美術館:2023日本フランス現代美術世界展入選
◆Los Angeles:2023年6月
「海外コンペ企画 in LA」出展